2020年12月25日、
「今日は、自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が2020になります。
今度、こうなるのは、1000年後。
すごくないですか?
しかもクリスマス!」
などという意味不明な話がネットで流行しています。
市川海老蔵さんも
タレントのフィフィさん、軍事評論家の田母神俊雄さんら、何人かの有名人の方々も、のせられてしまう始末です。
市川海老蔵さんも、ブログに書かれています。
『友達から送ってきたよ、次は1000年後だってさ』#アメブロ #市川海老蔵
https://t.co/ys71WE34VZ— 海老蔵 (@EBIZO_DES) December 25, 2020
成立するのは12月31日だけでは?
これおかしいでしょ?
記事を書いている今、12月27日になりましたが、今年、まだ誕生日を迎えていない人もいます。
すべての人が2020年の誕生日を迎えるのは12月31日です。
したがって、「自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が2020になる」のはクリスマスではなくて、12月31日だけです。
「今度、こうなるのは、1000年後」はインチキ
「今度、こうなるのは、1000年後。」というのは、完全にインチキです。
千年後は、3020年ですから、2020になどならないです。
3000年に生まれた人は20歳で、3020年12月31日には全員3020になります。
来年は2021になります。
さ来年は2022になります。
毎年、そうですね。
2020になるのは、今年だけです。
2018年に騙されたまま
立憲民主党の有田芳生参院議員は、2018年に騙されたまま、いまだにツイートを残されています。
法務委員会関係の原稿を書く合間にネットを見たらこんな内容を見つけました。いまの年齢と生まれた年(西暦)を足すと「2018」になるというのです。ホントだ。1000年にいちどのことだともあります。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) December 3, 2018
このときは2018です。
来年も年末になると、
「今日は、自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が2021になります。
今度、こうなるのは、1000年後」
という話が流れてくるんでしょうね。