トイレットペーパーが品薄と不安を煽るだけのおかしなマスコミ報道

※この画像は、無料写真素材なら【写真AC】より

 

新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、スーパーやドラッグストアの店頭からトイレットペーパーなど紙製品がなくなっています。多くの人が、買いだめに走っているからです。

なぜか不安を煽るマスコミ

以下略ちゃんが異変に気がついたのは2月28日の金曜の夜です。

金曜の夜に、オーケーストアに夕食の買い出しに出かけると、いつもよりたくさんのお客さんがいました。

マスクに続いて、トイレットペーパーやティッシュペーパーの棚がカラになっていて、残った赤ちゃん用の紙おむつに人が群がっていました。

観察してみると、なくなっていたのは、 食パン類、お米、冷凍食品、トイレットペーパー、ティシュペーパー、紙おむつなどでした。

これは全国的なことらしく、マスコミは原因について、「デマの拡散によるものとみられ」などと報道しています。

しかし、それは違うと思うんですよね。

テレビや新聞で、トイレットペーパーの販売棚がカラになっている衝撃的な画像ばかり流すのが原因だと思うのです。

そんな絵を見せられたら、多くの人は、「デマなのはわかっているけど、商品が品薄になっているのなら、今のうちに買いだめしておこう」と思うはずです。

マスコミの報道が、買いだめスパイラルを扇動しているんです。

買いだめ買い占めを煽っているのは、報道です。

 

「デマなのに……」ではなくて……。

 

記事内容と写真が矛盾 支離滅裂な毎日新聞

毎日新聞などは、ひどいものです。

識者「商品がなくなるのを目にした人がさらに購入、社会現象に」

 同志社大心理学部の中谷内一也教授(リスク心理学)は買いだめについて、「品薄になると耳にした人がいつもの倍の商品を買おうとすると品薄になり、店頭から商品がなくなる。それを目にした人がさらに購入しようとし、社会的な現象になる」と指摘。「購入の対象は安くて余分に買っても損しない物、生活に必ず役立つ物ならば、何に向いてもおかしくない」と話す。(毎日新聞)

と書いている記事なのに、記事に付けている写真は、「トイレットペーパーが売り切れ、スーパーの店先に残る空のカート」です。

「商品がなくなっている」画像を見せて、不安を煽っているだけの記事ではないですか。

記事内容と写真が矛盾しています。支離滅裂です。

いま読者に見せるべき画像はそれではありません。

 

 

お店によっては、不安に走るお客さんの心理を考えてポップを書かれているお店もあるようです。

 

在庫の山

トイレットペーパーが品薄という報道に、必要な「画像」は、トイレットペーパーの在庫が豊富な姿です。

「商品がカラの棚」ではなくて「在庫が山ほど倉庫にある」姿を見せるべきなのです。

でないと、買いだめは止まらないです。

こうした画像ですね。細野豪志議員のように、商品在庫が大量にある風景だけを伝えるべきです。


どうしてこんな簡単なことがわからないのか、謎です。