(画像:こんな状態の錆びたネジを回して取る方法です。ネジ穴が潰れてなめています。ネジは錆びて張り付いています。)
ユニットバスの換気扇が異音がするようになったので、自分で交換しました。
換気扇の交換じたいは、Amazonで新しい天井埋込形ダクト用換気扇を購入して取り付けるだけですので、簡単にできました。
作業で一番苦労したのは、古い換気扇を外すときに、固定してある小さなネジが湿気で錆(さ)びてネジ穴もなくなっていて、いわゆる「なめたネジ」の状態でドライバーでは回せなくなっていたことです。
この錆びた小ネジ、高い位置にあるので、外せなくてだんだん作業に疲れてしまうし、本当に困りました。
複数の方法を試しましたが、簡単に外すことのできる方法がありました。
その最終的に外すことのできた方法をご紹介します。
価格の安い電動ドライバーを購入
まず、ネジの数が多いのと、ユニットバスの天井という作業しにくい場所なので、価格の安い電動ドライバーを購入しました。
換気扇は8箇所のネジで固定されており、そのうち3個は電動ドライバーだけで外すことができました。
錆びて張り付いている5個のネジは電動ドライバーでは、ネジ穴を広げてしまうだけで、動きませんでした。
ただ、電動ドライバーでその後の取り付け作業がとても楽になりましたので、購入は正解でした。
役に立たなかった「なめたネジはずしビット」
次に、「なめたネジはずしビット」を購入しました。
「なめたネジはずしビット」は、なめたネジ、壊れたスクリューナット、錆びてなめたネジ、塗装されたネジあらゆるネジ(プラス、マイナス、Hexなど)の頭に穴を開けて食い込ませ、取り外すというものです。
しかし、今回の換気扇を固定している錆びてなめたネジには、まったく役に立ちませんでした。
使えませんでした。購入して失敗しました。
凍結浸透ルブ +ネジザウルス
結論から書くと、錆びてなめた5個のネジを外すことができたのは、凍結浸透ルブ +ネジザウルスの組み合わせです。
凍結浸透ルブ
凍結浸透ルブ は、固着したサビたボルトやナットなどにスプレーするだけで、金属部分が凍結収縮して、サビに亀裂が入り、同時にすばやく潤滑剤が浸透し、固着したボルトやナットを緩めやすくするというものです。
錆びたネジに凍結浸透ルブ をスプレーすることにより、ネジをなめずに外せるものですが、なめてしまった錆びついたネジにも効果がありました。
こちらが、私が購入して使用した凍結浸透ルブ です。
潤滑剤と言えば、クレCRC 5ー56が有名ですが、同じ呉工業株式会社の商品です。
ネジザウルス
ネジザウルスは潰れたネジ、錆びたネジ、固着したネジ、特殊なネジ等を、ガブっとつかんで回すペンチです。
購入したのは、エンジニア ネジザウルスGT φ3~9.5mm用 PZ-58という商品です。
ネジザウルスは先端形状に特徴があります。この先端形状は国際特許取得だそうです。
先端にも溝があります。これにより頭の低いネジ(トラスネジ)にも対応しています。
小さなネジでもつかむことができます。
錆びたネジに凍結浸透ルブ をスプレーして、ネジザウルスでつかんで回したら、簡単に外すことができました。
つかんで回すのですから、ネジ穴がなめてしまっていても関係ありません。
潰れたネジ穴をどうするか考える必要はなかった。
ネジをつかんで回せばいいわけです。
こちらが、私が購入して使用したネジザウルスです。
まとめ
最初から凍結浸透ルブ +ネジザウルスの組み合わせで、ネジ外しをすれば時間短縮できてよかったと思いました。
試行錯誤の時間がもったいなかったです。
ぜひ、お試しを。